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執筆者の写真darsanayoga

時間をかけてできること。



こんにちは。竹中です。


ティーツリーの花。


さわやかに甘くてすごくいい匂い。ミツバチやハナムグリもたくさん来ます。




6月の上旬は、カラッとした日が多かったので花の色も鮮やかでしたね。

ニゲラの青もキレイだし、

タネになってもかわいいし。


山アジサイもキレイに色が出ました。





さて、



ようやくコロナ禍も明けたのか、たしかに昨年あたりから新しい生徒さんたちも続々と来てくださっており、私も嬉しい限りです。



自分の体や心を思いやれる人が一人でも増えたらいいなといつも思っています。



結局は、自分を大切にすることが周りの人を大切にすることでもあるから。




そして長く続けてもらいたい、それが私の願いです。




私自身、自分の練習にはこの10年絶え間なく通い続けており、自身の先生からたくさんのことを教わってきました。



課題は依然としてありすぎるほどですが、



先日、先生が「癖をなおしていくってやっぱり時間がかかるね」とおっしゃったとき、


私は思わず「時間をかけてできることがありがたいです」と返事したわけです。




誰でも、ヨガを始めた頃は「すぐに何かいいことがあるんじゃないか」と期待しがちですが、


実際には何十年も自分勝手に使ってきた体が、ほんの1年や2年で根本的に改善することはありません。



よくいわれる生理痛や便秘、不眠などの緩和は、本来誰でも手にすべきものですのでここでは特に強調しません。





多くのプロセスを経て、もう必要ないものは手放す。



この10年、私はずっとその繰り返し。

そして多分、これからも変わらない。



よかれと思って長年してきたことの間違いに突然気づいたり、他の良いやり方があることを覚えたりしながら、その都度自分の体や心との付き合い方を変えてきました。 




みなさんにとって、時間がかかることは良くないことでしょうか?


コスパが悪い?タイパが悪い?




「いいから早く成果を出したい…!」


そういう風潮の現代社会で、たくさん時間をかけられる。



こんなに贅沢なことってある?と私は思います。


大人の習い事のいいところです。




毎日膨大な(知らなくてもいい)情報に晒されながら、時間だけがあっという間に過ぎていく。


一瞬たくさん知ったつもりにはなるけれど、すぐ忘れるし、集中力はどんどん奪われていく。



それって豊かなの?と私はいつもギモンに思います。



ただ、幸いなことに私たちの心と体はそのスピードについていくことはできません。



自分の頭で考え納得するにも、自分の体をコントロールするにも、それなりの時間がかかります。




私がヨガを続けていられるのは、「できるまでやっていてもいい」から。




学校のように、できてもできなくても3年経ったら卒業しなくちゃならない。


競技のように負けたら終わり。


会社のように稼げなければやる意味がない。




制限をつけなければそのうち何かを掴めるかもしれないのに。もったいない。




早く、安く、カンタンに。

最近は、その上「高品質」までが要求されます。





でも、いつだって心や体はそれを無視します。


なぜならば、


いくら早く安くカンタンで高品質に達成したところで、心と体はそれを裏切るように毎日変わるし、死ぬまでずっと続くから。



心や体には、ゲームのように「クリア」したり、達成したり、勝ったりするような価値観は通用しません。


常に変化と共にあり続ける必要があります。





大人の習い事は、本人がやりたくないならする必要はありません。


続くかどうかは誰かのせいでも時間やお金のせいでもなく、その人のやる気のみです。


能力が高いからできるのではなく、優先順位を上げるから都合をつけられるのです。



長く続かないことを「意志が弱いから」という人もいますが、そうではなくて、ただ優先順位が低いだけなんじゃないか、と私は思っています。



長く続けられる場所を、これからも提供できるようがんばります。



それでは、7月もよろしくお願いします⭐︎






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